華陽物産 株式会社

Vリング

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Vリングとは

フォーシェダVリングは、回転軸用のユニークなゴムシールです。ベアリング内のグリースを保持したまま塵や埃、水、またはその混合物が侵入するのを防ぎます。Vリングは独創的なデザインと機能により、様々なベアリングタイプに使用することができます。また劣悪な環境において本来のシールがうまく機能しないような場合に、よくVリングを併用して使われます。

Vリングの機能

Vリングは本体部と弾性のあるヒンジ部でつながった柔軟な円錐状のシールリップからなっています。Vリングを引き伸ばして軸に直接 取りつけると、そこで本体部の固有の張力によってしっかりと軸に固定されます。そして軸と共に回転しながら固定のカウンターフェイスに対して軸方向にシー ルします。

多くの場合にVリングは、フランジやベアリングのハウジング越しに引き伸ばして装着できますので、装置を分解する必要がありません。 Vリングのシールリップは弾力性があり、カウンターフェイスに対してほんの少しの接圧で十分にシール機能を発揮します。接圧が低いのである程度の低速使用のドライ運転にも使用できます。

Vリングの接圧は取付け幅によって変わります。弾性のあるVリングのリップとヒンジは、ある程度のエンドプレイや偏芯のある仕様の機械でも十分にシールする効果があります。Vリングのリップの接圧は遠心力のために、回転速度の増加と共に減少します。これは摩擦が減少し、摩擦熱の発生も最小限に抑えることを意味します。これによりリップの摩耗を減少させ、シール寿命を延ばすことができます。

動力ロスは周速が約12m/sで最高に達し、その後は徐々に減少し約20m/sでゼロになります。Vリングは、クリアランスシールや デフレクターとしても機能します。

Vリングのタイプ・形状

フォーシェダVリングは8種類の断面の異なったタイプがあり、それぞれ取り付けスペースや要求仕様に合わせて選定します。AタイプとSタイプは軸径により断面寸法が違いますが、他のタイプは軸径にかかわらず同じです。Vリングのサイズはmm単位の呼称軸径で示されます。またVリングはゴム単体のシールのため適当に伸ばすことができますので、一つのサイズである範囲の軸径に使用できます。

  • A Type(V-3A~無限)
  • S Type(V-5S~V-199S)
  • L Type(V-110A~無限)
  • E Type(V-300E~無限)
  • RM Type(V-300RM~無限)
  • RME Type(V-300RME~無限)
  • AX Type(V-200AX~無限)
  • LX Type(V-140LX~無限)

Vリング材質

Vリングの材質は使用環境条件とシール機能を考慮して選定します。Vリングの要求される使用環境条件としては、

  • 耐薬品性
  • 耐熱、耐低温性
  • 耐オゾン性

があり、Vリングの耐候性要求される機能としては、

  • 耐摩耗性
  • 低摩擦
  • 低圧縮永久歪み
  • 弾力性

があります。加えて価格面を考えると加工性の容易さも望ましい条件です。 今日これらの要求を全て満足する材料はありません。それゆえ材質は常に、要求されるいくつかのファクターの優先順位から選定されまVリングの材質別使用温度グラフす。 しかしフォーシェダー社はこれらの要求をほぼ満足する卓越した性能を持つニトリルゴムを開発したため、この材質が最も一般に使われています。

Vリング材質の種類

【一般的に使用される材質】

  • ニトリルゴム(NBR)
  • フッ素ゴム(FPM)
  • クロロプレンゴム(CR)
  • エチレンプロピレンゴム(EPDM)

Vリングのゴム 材質の選定ガイド

NBR510【ニトリル】
一般使用
NBR550【ニトリル】
低温仕様
NBR555【ニトリル】
重荷重仕様、耐裂傷性、耐摩耗性
NBR562【ニトリル】
低摩擦仕様
XNBR574【カルボキシルニトリル】
AlやCuの延伸用エマルジョンに適している
HNBR576【水素化ニトリル】
NBRに比べ高速、耐裂傷性、耐オゾン性に優れる
CR415【クロロプレン】
耐オゾン性
EPDM762【エチレンプロピレン】
耐候性、耐オゾン性、アセトン他耐特殊薬品性
FPM900【フッ素(V-20~用)】
耐高温性、耐薬品性
FPM907【フッ素(~V-18用)】
耐高温性、耐薬品性
Q【シリコン】
超低温での固定又は低速仕様

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